一瞬の光芒・・・・・

僕らは、太陽のように輝けるはずが在りません。

あの星のように、永く存在出来る訳でもない。

ただ、一瞬の輝きを放つ事は出来る。

そしてその輝きは、何よりも美しいのではないでしょうか。
物理的なお話しではなくその人の生きる姿や精神から放たれる光のお話しです。


イースタン・ユースがカバーした曲に、珠玉の曲が在ります。

森田童子。今もう活動していません。

イントロは、吉野のYAMAHAが、炸裂しています。
吉野の声にしては、穏やかでしょう。

「 たとえば僕が死んだら 」 
 
たとえば、僕が死んだら~そっと忘れて欲しい~
  
寂しい時は、僕の好きな~月の灯りに泣いてくれ~

たとえば眠れぬ夜は、暗い海辺の窓から~
  
僕の名前を風にのせて~そっと呼んでくれ~


森田童子は、何故このような詩を書いたのでしょうか?

自分の生きる姿を多くの人に知られたくない。

ただ、身近で解って貰える人だけでいい。

そして静かに送ってくれ・・・・

吉野寿は、そんな森田童子の心根に揺さぶられたのではないでしょうか。

吉野自身が書く詩も、この詩に似た傾向が伺えます。

安易に群れる事への拒否。自然への憧憬。孤独、怒り、喜び。
当然、無常感もあるでしょう。ただそれだけではない。

愛する者へは精一杯の情熱を注ぎたい・・・

そんな意志が吉野からは感じられます。

 俺のじゃまをするんじゃねぇ!! 

平成の明治な男です。

彼の思想を象徴する歌が在ります。

 「 青すぎる空 」

今聴けば、同じ事を別の言葉を使って歌っているように思えます。
いつかまたこの歌のお話しをします。

  たとえば雨に打たれて~杏の花が散っている~
   
    故郷を捨てた僕が上着の~襟を立てて、歩いている~
 
  たとえばマッチを擦っては~悲しみを燃やす~
  
    この僕の涙もろい~想いは何だろう~


一見素朴な詩だ。変に解釈してはいけない。

ややこしい比喩も無い。そのまま聴いて下さい。

読むだけでも十分です。

だが、僕らへの投げられるボールは、遅くて重い。

その事に気付いて欲しい。ただそれだけです。

吉野、田森、二宮、3人は北の果てから、この街へ来ました。
彼らには故郷と呼べる地がある。
そこを離れた以上、何かを成し遂げるまで帰る訳にはいかない。

森田童子と吉野寿がリンクする瞬間です。

出会いは一瞬です。

でも別れは永遠かも知れません。

いずれ離れる時が来る。それが、明日か明後日か。

遥か彼方かも・・・解るはずもない。

それなら自らが輝ける一瞬を一つでも多く作りたい。

そう願うのが生きる意味ではないでしょうか?

当然それが全てとは、言いません。

ただ心の何処かにそんな想いを持つ事が大切だと思います。

暖かく、爽やかで、お別れはそう在りたい。

僕はそう思っています。

                       by Yasuki 

                  ( 敬称略、御許し下さい。)  
  

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