関西Rock'n Night!! Part.1

待ちに待った、金曜日です。

今夜は時間と空間を飛び越えて関西Rock ‘n Nightを開催したいと思います。

2日間に渡って行われるこのFestivalは、1日が24時間では在りません。

従って、2日間と言えども48時間ではない事をおことわりしておきます。

楽しい事に終わりは在りません。踊り疲れて眠った時はお休みです。

途中で休憩は入りますのでごゆっくりお楽しみ頂けましたら幸いです。

何も気を使う必要は在りません。それがRockではないでしょうか。

それでは思う存分に、行きましょう~~

皆様もご存じのように大阪名物は“たこ焼き”ではありません。

“蓬莱の豚まん“でもない。

現場の実態をお知らせしたいと思います。

大阪のB級食文化を支えるのは、我らが街の名店です。

「 やまもと 」 ネギ焼き 

Rock Festivalに参加するに当たって空腹はいけません。

先ずは、お腹を満たさなければならない。

メニューは豊富です。

定番の“ スジネギ焼き ”“イカ焼きそば” は欠かせません。

もう少しボリュームが必要な方は “ハイデラックスネギ焼き” をご注文下さい。

その際、周りのお客さんに舐められないようにこのように言われた方がいいと思います。

「 おねぇさん~~ハイデラひとつね~~」

これであなたは、常連の仲間入りです。

ビールはお任せします。飲みたい放題飲みましょう。

まだまだ準備万端では在りません。煙草と水分補給にポカリスェットは必須です。

近くのローソンで購入を御願いします。

急いてはいけません。ポチポチと阪急十三駅まで行って下さい。

梅田まで、約6分。京都腺なら一駅です。

阪急梅田駅の東、百又ビルの地下一階が、今夜のメインステージです。

バーボン・ハウス

店の雰囲気は古き良きアメリカン・スタイル。

フライド・チキンもピザもとても美味しい。

音も抜群です。大阪でもTopのLIVE HOUSEだと思います。

フライヤーが出ています。

 上田正樹とSouth To South VS 桑名正博 & Flower Power

永い行列ですが、ここで怯んではいけません。少しの我慢です。

向こう側で、上田正樹と桑名正博が言い争っていました。

「 桑名、お前が先に演れ。わいらが後や。」


「 何でやねん!!アホな事言うな!!俺らがトリじゃ。」

一触即発です。二人とも譲らない。言い出したら何も聴かない。

上田正樹が言います。

「 ほな、チンコロで決めよか?」

「 お前、ダサいな、ここはポーカーじゃ。それならしたる。」

レベルの高い戦いになって来ました。ど~でもええような気もしますが.・・・

その時です。長身痩躯の男性が静かに二人の間に割り込みます。

「 下らん言い争いはするな。ジャンケンで決めろ。」

ジョー山名でした。桑名正博と上田正樹が見つめています。

「 いつ来たん??」

「 今だ、俺も出る。ただシークレットにしてくれ。」

彼に言われたら断れない。二人の盟友です

桑名正博と上田正樹は身構えました。

桑名正博が言います。

「 キーヤン、最初はグーやで。八百長したら許さへんぞ。」

「 アホ、そんな事するか。行くで!!」

せぇ~の~・・・・チョキとグーでした。

桑名正博の表情が歪んでいます。

「 何で、パー出さへんねん?? お前ドアホか!! 

よく意味が解りません。よほど悔しいのでしょうか。

ジョー山中が答えます。

「 俺は、お前のバンドにゲストで出る。あの曲だけ歌う。宜しくな。」

そう言ってその場を立ち去りました。

上田正樹と桑名正博はそれぞれの楽屋に帰ります。

「 おい、有山、クンチョー、五郎ちゃん、今夜は気合い入れて行くで~」


有山じゅんじが答えます。

「 キーボウ、そんなに力まんでええやんか、ぼちぼち行こ~」

メンバーは、みんな笑っていました。

藤井の裕ちゃんが言います。

「 いつも通りでいい。ただお客さんのアンコールには何回でも答えよ。」

「 OK~~~」

全員合意。ここは意見が一致しました。

桑名正博とジョニー吉長が打ち合わせをしています。

「 ジョニー、ここはカマサなアカン。一曲目からぶっ飛ばそう。」

「 Rock’n Rollのスタンダードメドレーで行こう。
  連続で5曲位でどうかな?」


「 よっしゃ、任すわ。ほんで中盤でジョー山中が来てくれる。
  あの歌知ってるよな?」


「 もちろん。」

「 ほな、メンバーに伝えといて。」

「 何処へ行く? 」

「 ちょっと出てくる。」

桑名正博が夕暮れの路を歩いています。近くのバーに入りました。


「 マスター、バーボンのロック。フィッツジェラルドが在ればそれを。」


「 ございます。すぐにお持ちします。」

「 久しぶりやな。何で来た?」

アン・ルイスが答えます。

「 たまにはあなたの声が聴きたくなる。それだけよ。」

「 そうか、じゃぁゆっくり楽しんでくれ。」

桑名正博は、バーボンを飲みほしすぐに席を立ちました。

「 来てくれて嬉しいよ。」

「 ええ。有難う。」

アン・ルイスは、思っていました。
 
“ あの人はいつも変わらない ”

バーボン・ハウスが膨れ上がっています。人で人で溢れていました。

みんな恋人や友人、仲間達と談笑しています。

PAからは、Muddy Watersが流れています。

照明がフェイドアウトしていく・・・・

桑名正博とメンバーがステージに現われます。

歓声、嬌声~~飛び交う声~~

「 みんな~来てくれて、おおきに!! やるぜ~~ 」


ジョニー・B・グッドでした。もう止まりません。

桑名正博とFlower・Powerがローリングしています。

お客さんも全開です!!

30分程プレイしたでしょうか。桑名正博が話を始めます。

「 どや~~楽しんでる?? 今日は、みんなビックリさせたる。
凄いゲストが来てくれてる。紹介します。
この国最高のボーカリスト。ジョー・山中!!!」


うぉ~~~バーボン・ハウスが揺れています。みんな総立ちです。

「 こんばんは!!大阪~~今夜は思いっきり楽しんで下さい。
  一曲だけ歌わせてもらいます。」


みんな彼を見つめています。上田正樹も客席から観ていました。

「 ララバイ・オブ・ユー 」

桑名正博の目がジョー山中に集中しています。

ジョー山中とバンドが一つになってきました。

なんと言う歌声か・・・

こんなに素晴らしい、そして説明する事は在りません。

桑名正博、上田正樹、そしてオーディエンスの皆さん。

みんながジョー・山中の声に震えていました。

プレイが終わります。桑名正博とジョー・山中が歩み寄り握手を交わします。

「 ジョー。凄い歌だったぜ。」

「 ああ。またな。」

ジョー・山中は、手を振ってステージから去ろうとしました。

「 人間の証明、歌って~~」

女性の声が響きます。若い男性も叫びました。

「 ジョー、もう一曲だけやってくれ~~」


沢山の方々が彼を呼んでいます。

イントロにピアノプレイヤーが必要です。

上田正樹が大きな声で呼びました。

「 中西~~すぐにステージに上がれ!!!」

急遽ピアノにSouth To Southの中西康晴が入ります。

彼のピアノが、沁み込んできます。

そしてジョー・山中は歌ってくれました。

僕らの生きている証の歌を・・・・

素晴らしい歌声を、僕らに聴かせてくれました。

不世出のボーカリスト。ジョー・山中 


ありがとう。

是非お聴き下さい。

                     続く

                      by Yasuki
               

                    ( 敬称略、数々のご無礼御許し下さい。)


http://www.youtube.com/watch?v=1BPuw3zIwQ8&feature=player_detailpage

http://www.youtube.com/watch?v=BLSwmCz8Gno&feature=player_detailpage

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