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zoom RSS 至高の快楽・・・その前は地獄

<<   作成日時 : 2012/05/28 21:16   >>

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20歳に発症。それから7年間に5回入院しました。

自然気胸です。


大学生時代に2回、会社員の時に3回なりました。

右、左、右、右そして左の肺です。

両肺に同時に発症したらどうなるのでしょうか?

簡単です。肺が萎んでしまっているので呼吸困難に陥ります。

これは非常に危ない状態です。生命に関わる事態です。

発症される方は殆どいないようですが、可能性としてゼロとは言い切れません。


僕は、幸いにも片方ずつ起きてくれました。

最後の左の肺の発症は、真夜中です。

深夜2時位だったでしょう。トイレに行こうと素早く身体を起こしました。

その時、強い痛みを感じたのです。

またかよ〜〜

もう解っています。経験は豊富、自然気胸の再発でした。

当時の生活環境は劣悪です。携帯はまだ普及していません。

固定電話さえ部屋に無い。そんな部屋でした。

ある程度の知識は持ち合せています。

取り敢えず安静。朝になったら、TAXIで病院に行こうと考えていました。

眠れない程の痛みでは在りません。じっと夜が明けるのを待つだけです。

これで自分の方向が変わる・・・・・

退職を申し出た直後の事です。

次期の会社も決まっています。アメリカのCorporationでした。

12月、クリスマス前の繁忙期です。

様々な事が浮かんでは消えます。とても眠れる状態では在りません。

永い夜でした。

ようやく空が白み始めました。

僕は、入院の準備をし始めます。予感がしていました。

これは何かの警告か???

9時を待って部屋を出ます。ところがこれまで以上に苦しい。

睡眠不足も影響しているのでしょうか・・・・

立っているのが、やっとです。歩けない。

ここまでキツイのは、初めてです。

道端に座り込みました。少し休憩すれば、脳に酸素が周ります。

思考回路が動き始めました。

今回は無理や・・・


近くの行きつけのパン屋さんのオバちゃんに御願いしました。

「 おはようございます。
大変申し訳ないのですが、救急車を呼んで頂けますでしょうか?」


僕の顔色を見ています。オバちゃんが言いました。

「 真っ青やん! お兄ちゃん大丈夫??」

「 はい。何度か経験していますので・・・」


「 解った。すぐに電話するわな!!」

いち早く救急隊員さんが来てくれました。

「 お兄ちゃん、どないしたん?」

「 自然気胸だと思います。何度か再発していますので・・・」

「 そうか。何処か指定したい病院はある? 」

「 はい。前回の病院を御願いします。 」


僕は病院の名前を伝えました。隊員さんが連絡をしてくれます。

そこならデータが残っている。話が早いと考えたのです。

「 よっしゃ。オーケー出た。そこ行くわな〜」

「 ありがとうございます。 」

約10分位で到着です。病院は受け入れの準備をしてくれていました。

「 起きれるか? 」

「 大丈夫です。御世話になりました。」

先生は、前回と同じでした。これは助かります。

よくお話しをした仲です。

「 Yさん、またですね〜 すぐにレントゲン撮りましょう。」

「 宜しく御願いします。」


結果はすぐに出ます。

「 今回の虚脱はきついですね。かなり左肺が萎んでいます。
  長引くかも知れません。入院はOKですよね?」


「 はい。準備してきました。2〜3週間でしょうか?」

「 今の段階では、何とも言えません。取り敢えず様子を見ましょう。
  後、血液検査をします。 」


 先生、まだ申し上げていない事が在ります。僕はRh−のA型です。」

「 そうですか・・・では認識しておきます。 
  ちなみの煙草はまだたくさん吸ってますか?」


「 40〜50本位です。」


「 止めましょう〜 」

先生は僕が前回入院した時の事を憶えていました。

治療中にも係らず煙草を吸っていた事を知っています。

会社に電話を入れ、暫く入院の事実を伝えました。

看護婦さんに連れられて病室に入ります。

8人の大部屋でした。 これがまたひどい部屋です。

夜中はイビキと唸りの大合唱〜〜眠れる訳が在りません。

寒さと不眠の試練の始まりだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

呑気な僕でした。本番はこれからなのに・・・・

入院して3週間が過ぎようとしています。先生が言いました。

「 Yさん。やはり肺が膨らみません。今回は重いと考えています。
  胸腔ドレナージを施そうと思うのですが、どうでしょう?」


「 そうですね。僕もそれを考えていました。御願い出来ますでしょうか?」

「  ひとつ慎重に行かならなければなりません。
  Yさんの血液で肺を胸膜に癒着させます。
  血着させてしまうと次に何か肺に問題が起きた時手術が困難になります。
   それでもいいですか? 」


さすがに慎重にならざるを得ません。これまでの事が頭の中をよぎります。

毎日が岐路だった。

これからもそうだ・・・決めるのは僕しかいない・・・
 


「 先生のおっしゃる事は理解しました。やって下さい。御願いします。」

「 では、スケジュールを組んでまたお知らせします。」


そう言って先生は部屋から出て行きます。

前回、入院した時に先生とよく話をしました。その会話を思い出します。

「 先生は、どんな本を読まれるんですか? 」

「 私も本は大好きです。太宰治や坂口安吾はよく読みました。」

「 堕落論ですね〜影響受けます。同じですね〜」

歳は、ほぼ変わりません。やはり琴線に触れるものは同じなんや・・・

一挙に近しい感じになりました。

あの会話から5日後です。施術の日が来ました。

「 Yさん、血圧と心拍数を見ながらやります。かなり痛いと思いますが、
  大丈夫ですか? 


「 はい。我慢します。」


看護婦さんが近付いてきます。

「 Yさん、暴れないように二人で腕を押えます。スミマセン。」

えええええ〜〜〜〜そんなに痛いのん????

「 心臓の近くを管が通りますので、中までは麻酔が出来ません。
  ちょっとの辛抱です。」


一気に血圧、心拍数が上昇です。

「 Yさん、これだけ数値が上がってしまったら
  なおさら麻酔を減らさなければなりません。本当に行けますか? 」


ここで中止は在り得ませ〜〜〜〜〜〜〜〜ん。

「 お願いします。」

「 では行きます。」

左脇の下の皮膚には麻酔が効いています。メスの切開は何も痛くない。

その直後でした。

激痛が走ります!!! じっとしては居られない痛さです〜〜

看護婦さんの言った意味が解りました。

左の脇腹から刀が刺さっている状態!!

しかも中に入って来るのが全て解ってしまいます。

串刺しや〜〜〜〜〜〜〜

おそらく血圧は200を超えていたかも知れません。

心拍数は、170回/分でしょう。

恐ろしく痛く、永い時間でした。

「 終わりました。この状態で脱気します。おそらく数日は眠れないかと。
  あまりに痛いなら一晩に一度だけモルヒネを出します。頑張って下さい。」


「 は、はい。」

動けません。少しでも身体を動かす度に激痛が走ります。

細い槍が胸を貫いたままです。しかも麻酔は無しに等しい。

どうしようも無い、眠れるはずが在りません。

その日の真夜中です。ウトウトし懸けては、痛い!!!

拷問だ〜〜〜〜〜〜


繰り返しです。 I C Uなので一晩中心拍数をモニターしています。

僕は看護婦さんに言いました。

「 注射を御願いします。」

「 はい。準備します。」

施術から20時間は経っています。何とか眠ってこの痛みを忘れたい。

それしか考えられません。

「 Yさん、行きますよ〜」


右腕に針が刺さります。時間の感覚が在りません。

素晴らしい効き目です。痛みがアッという間に消えて行く。

気持ちいい〜〜〜〜〜〜〜何と言う快感・・・・・・・

浮遊感でしょうか・・・アッと言う間に深い眠りに落ちて行きました。

あんなに気持ちのいいのは別の意味で初めてです。

結局3日間は、真夜中に打って貰いました。

あの注針が無ければ眠れなかったでしょう。

5日程管が刺さったままでした。先生が言いました。

「 Yさん、先程のレントゲンでは血着は成功しています。明日、管を抜きます。
  その後様子を見てみましょう。」


「 退院出来ますか? 」

「 ええ。予後に何も無ければですが。 」

「 ありがとうございます。」

あれからもう20数年が過ぎました。御世話になった先生。看護婦さん。

救急車を呼んでくれたあの女性。

沢山の方々に助けて頂きました。再発は一度も在りません。

感謝しきれない。あの退院の時の先生の笑顔。

メガネの中の眼が嬉しそうでした。忘れられません。

心から感謝しています。

この歌を先生に捧げます。
 
                 
             by Yasuki  


http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zO12vZpeITY

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