花火・・・夜空の大輪

今日は台風が近付いています。

僕の周りの会社では、なるべく早く帰れ~~指令が発令中です。

こんな日は、手を止めて早く帰って音楽や映画を鑑賞しましょう。

Typhoon、 Hurricane 様々な呼び名が在ります。

子供の頃は、楽しみで仕方がな~~~~い。ワクワクする現象でした。

今日は、数年前の在る出来事のお話しをしたいと思います。

夏休みでした。僕の会社も休業中です。

彼女は、実家には帰らず大阪で過ごす事になりました。

家族は、みんな帰省しています。

何でも出来る状態~~~こんな機会は滅多に在りません。

自然の頬が緩みます。 

「 明日、何処行こうか? 」

「 花火大会に行かへん? 」

「 うん。そうしよう~~」

合意しました。近くではありません。車で3時間は掛ります。

渋滞はゼロを前提としての時間です。ここから200 KMは超えています。

始まりは、PM:8:00。 別に急ぐ事ない。休みは4日間在ります。

僕ら二人はの~~んびりしていました。

次の日の朝、僕が目覚めた時彼女はまだ夢の中です。

何気なく彼女の顔を見つめていました。

すぐにすねる。直ぐに膨れる。感情の起伏が激しい。

でもそこがいい。面白い。僕の前ではわがままでいて欲しい。

よく気が付き、何でも素早く処理してしまう。

とてもいい相棒でした。


花火大会に向けて出発だぁ~~

最初は順調です。ところがです???

高速道路。どうしようもない、なが~~~~~~~~~~~い渋滞。

余裕を持って出たのが2時半位でしょうか?

少し動いては停止、また動いてはブレーキの繰り返しです。

お盆はどうしてこうなんのん???

彼女は、クーラーの中で居眠りをし始めました。

僕はそれも出来ない。運転するしか在りません。

徐々に時間が無くなって行きます。

「 おい、起きて。 間に合わへんから山道に入る。」

「 ぅん・・・・」

このネボケ女!!!!!!

ここで怒っても仕方が在りません。ナビが素早い演算で道を探しています。

しかしです。どの道に行っても同じでした。

なるようにしかなりません。僕は、開き直りました。

時間までに着けばラッキー。間に合わなければ諦めよう・・・

彼女が眼を覚まします。

「 今どの辺? 」

「 まだ半分位。」

「 ええ!!そうなん、遅れるやん!!」

僕の血圧が上昇し始めました。

「 前見てみ~どうやって走るん? 」

彼女は答えません。答えられない。僕の語気に気付いたのでしょう。

ひや~~い空気が漂います。

少し動き始めました。まだ6時前です。

「 何とか間に合いそう。」

「 うん、良かった。」

それから僕らは、話をし始めました。

PM:7時到着。約4.5時間のドライブです。

お腹はペコペコ。たこ焼きを買って空腹を満たします。

彼女は、ビールとおつまみ。僕はコーラにオヤツを確保しました。

地方では一番大きな花火大会です。彼女も浴衣を着ています。

「 それって苦しくない? 」

「 キツ~~い。 」

「 食べ過ぎや~~」

「 ほっといて!!」

星が瞬いています。大阪の空とは違い空気が澄んでいました。

芝生に腰を掛け始まりを待ちます。

「 ここがいい~よく見えそう。」

「 うん、真ん前から上がるんちゃう。」


こうして二人でここまで来た。そして花火を上がるのを待っている。

渋滞の事など頭の中から消えています。

アナウンスが聴こえて来ました。

“ お越しの皆様。お待たせしました。第19回花火大会の始まりです。
  これから約1時間半、夜空に上がる美しい芸術をお楽しみ下さい。 “


花火は、綺麗に真っ直ぐに上昇します。風が在りません。

ドーんと弾けて大きな大輪の花を咲かせます。

そして消えてしまう。 瞬く星のよう、流れ星。その儚さがいい。


この大会に向けて準備を重ねて来た方々、花火師の人達。

彼らの努力の集積に、みんなの眼が注がれていました。

ふと隣を見ると彼女は口を開けてポカーんとしています。

「 口開いてるよ~」

「 そうなん・・・すごく綺麗。ずっと見ていたい・・・」

僕と彼女は手を握り締めていました。

同じ想いを抱いています。

しかしそれは叶わない・・・・

ただこの時だけは、花火と彼女だけを見つめたい。

僕らは、無言で夜空に輝く花火を見上げていました。

言葉は要りません。見ているだけでいい。

二人で過ごせたらいい。

とてもいい時間でした。


あの時から、彼女はこの歌が好きになりました。

僕らの心象、環境にハマる曲です。

今日は荒天。花火が上がっても見えないでしょう。

7~8月にはまた大会が全国で在ります。

花火はみんなの楽しみ。一瞬の希望でも在ります。

この国の全ての地域で開催して下さい。

その行為がどれだけの人々に勇気を与えるか?

計り知れない。明日への力をくれます。

僕の地元、淀川花火は、市民の寄付だけで賄っています。

国、府、市から一切財政の補助はありません。

運営する方々も全てボランティアです。

寄付が集まらなくてピンチの時も在りました。

それをみんなの力で乗り越えて来ました。

スタッフの方々の熱意には感動を憶えます。

そして関西でも有数の花火大会にまでなりました。


今夜は、彼女のお気に入りの曲。タイトルはそのまんま。

  「 花火 」 

お聴き下されば、光栄です。

  by Yasuki  


http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=IHXRHPifQFY&list=PL3EF024465C5001AB

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック