ハチャメチャでムチャクチャ・・・でもこんなボーカルおらへん!!!

伊藤耕。 

彼を初めて眼にしたのは、1987年の事です。

永年の相棒、川田良と組んだバンド、Fools

代々木チョコレート・シティーのLIVEでした。

同日に Frictionと重なってしまいます。

以前にも書きましたが、ツレの桜とジャンケンをしました。

あいつは、Friton。僕は、Fools。

確かに迷います。よりによって同じ日か・・・・・

ここは、フラットに決めなければ仕方が無い。

桜のパターンは解っています。くるくるパー。

ならばVサインでいい。少し心の中で誤りました。

Foolsの存在自体は、かなり前から知っています。

出ている音源はただ1枚のLPだけでした。

「 Weed War 」

その弾けたリズムと川田良のブルース魂溢れるギター。

そしてハチャメチャでカッコいいボーカル。

伊藤耕でした。

その夜のチョコレート・シティーは、まさに究極のカオス。

終わらないリフレインにみんなが、踊りまくっていました。

これが、Foolsか・・・


始まりは、PM:10時。

桜の部屋に辿り着いたのはAM:3時前です。

二人でシャワーもせずに倒れ込み深い眠りに入りました。

あれから月日が流れています。情報収集はパソコンです。

彼にほれ込んだ僕は、彼女をFoolsのLIVEに連れ出しました。

Fandangoです。

相変わらずグルービー。キレもいい。

いつまでも続くプレイに段々とのめり込んで行きます。

その時間が永いとは感じなくなる。

とても不思議なバンドです。

彼女は、一発でハマりました。

「 いい。何ともいえんけどいい。」

彼女がうわ言のように繰り返しています。

僕は、その言い方はとても素晴らしいと思いました。

Rock‘n Rollの本質を現している。

彼女には先入観も知識も在りません。

だから自然に聴けます。感性が新鮮なままなのです。

僕は、彼女に教えて貰いました。

知る事は後でいい。調べるのも後回しでいい。


身体で感じろ・・・・


何度か、Foolsを観ました。

ある日の事です。ホームページのBBSに書かれていました。

Fools活動休止。伊藤耕・・・約2年の訓練の為

ありゃ~~~またかよ~~

彼女にその事を伝えると寂しそうな顔になります。

「 また、会えるよ。待っとこ。」

それしか言えませんでした。

何年後だったでしょうか??

おそらく3~4年後だと思います。

Good Lovi‘nの画面に告知が出ていました。

ブルース・ビンボーズ NEW CD 発売。

何気なしにメンバーを見ます。

そこにいたのです。

ボーカル。伊藤耕。

暫く動けませんでした。自宅の彼女に電話します。

「 耕さん。復活してる!!!」

返事が在りません。どんな心中かが解ります。

「 CD 買うわ~~」

彼女にとっては何よりの宝物です。

僕は直ぐにキーボードを叩きました。

数日後です。CDが届きました。

二人で聴き入っています。無言・・・・

在る曲を耳にした時でした。

こんな曲聞いた事が無い。何と言う歌声・・・・

  「 宇宙のどこかで 」

宇宙のどこかで~起こったこの奇跡を前向きに受け止めよう~

て言うよか~こいつは本当は飛び上がって喜んでいい~

そんなおめでたい事なんじゃないのかい?

もうこの世界がおしまいだなんて嘘さ~やる事は幾らだってあるし~

可能性は俺達の命の数だけ在るさぁ~同じ運命の銀河の中で~

あ~今夜は生きてるこの喜びを分かち合おう~

いつか心と心がひとつになれば~

眼の前に~あるがままの俺達~宇宙の姿が顔を出す~


この曲を聴き終わった時、僕らに何かが押し寄せて来ます。

何故こんな詩が書けるのか??

どうしてこんなに歌えるのか??


多くの人々が彼を慕います。

彼のハートには何も言えない・・・

是非お聴き下さい。

伊藤耕。

ムチャクチャではハチャメチャ。 でもこんなに無垢で美しい。

いつまでも待っています。
 
  by Yasuki
               
              ( 敬称略、御許し下さい。)


http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=lw-B3Ko_NsI

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