This is USA・・・・NOR HOUSE

皆様、お食事は終わりましたか?

お腹が空いてはイケマセン。お好きなものをお食べ下さい。

そんなのアンタに言われたくなーーーーーーーーーーい。

野次が飛んできそうな気がします。

今夜は、週の中日です。チュウニチとは読まないようにお願いします。

かなり暑くなって来ました。湿度も高い。この夏はまた灼熱~~

温暖化がとまらなーーーーーーーーい。

今夜は、好きなバンドのお話しを何の脈絡も無く行きたいと思います。

もう15年程前になると思います。

大阪の北、池田市に小さなLIVE HOUSE が在りました。

その名も、

「 This is USA 」


毎晩熱いバンドがプレイしていました。

「 Nor House 」

その結成は、1972年にまで遡ります。

僕はそのバンドの存在を1990年位まで知りませんでした。

別のバンドを目当てに、そのLIVE HOUSEに行ったのです。

「 Shigeo Roll Over 」

中野重夫が率いる、JIMI HENDRIX のトリビュート・バンドです。

初めて彼のギターを聴いた方は、驚かれると思われます。

ただのコピーなどでは在りません。

中野重夫は自分自身の解釈でJIMI HENDRIXを弾いています。

幾らかの方々は、彼を御存知でしょう。

その時に初めて観たのが、「 Nor House 」 でした。

店はそれ程小さくは在りません。

ただステージが中2階に在り非常に観にくく聴き辛い処にあります。

よく座れて30人程でしょう。

週末の土曜日。そこそこの人が居ました。

まるでタイム・トリップ&スペース・トリップをしたように感じる不思議な空間です。

お客さんの殆どが、迷彩色のヒッピーWomen&Men。

ここは、ヘイト・アシュベリーか???


そんな大きな勘違いをしている素晴らしいお店です。


そうなると日常を忘れます。仕事は勿論、日々の事も忘れる。

ただ音に酔いしれるだけでいい。

気分転換には、チョー最適な環境です。

Shigeo Roll Over は何度か、観ていました。

今夜の主役は違います。

 「 Nor House 」 

僕は、彼らのプレイに衝撃を受けました。

基本的には、Blues Rockと呼べるでしょう。

それだけならどうと言う事は在りません。

様々なバンドをこれまで観て聴いていました。

その中でもピカイチのバンドです、

ボーカルの女性は、まだ若い。20過ぎに見えました。

ギターは髭のオッチャン。カウ・ボーイみたい。

ベースはファンカデリックのジャケットのような髪のむさ苦しい男です。

ドラムは、バンドの中でただ一人ヤンキー野郎でした。

彼らの音が凄い。テクニックは言うまでも在りません。

その音、激しさは火を噴くようです。

音圧も強烈。身体中が振動されてしまう・・・・

そんな音に反応しないはずが在りません。


僕と彼女は、週末になると通い始めました。

オリジナル曲も在りますが、カバーも沢山プレイしていました。

彼らの音は、南部~中西部の荒野を浮かばせてくれます。

ZZ Top、Lynyrd Skyntrd,Blue Cheer 等の影響が感じられます。

しかし発する音は彼らそのものです。まさに誰の真似でも無い。

オリジナルと言えます。

ボーカルの女性は、ター子さんジャニス・ジョプリンの匂いのするいいボーカルです。

ギターは一人です。サイドは居ません。その必要が無い。

彼のギターが素晴らしい。Rock&Bluesを知り尽くしたフレーズを奏でます。

リズム隊も重厚。一度燃え上がったら全焼してしまう・・・・

そんなGreatなバンドでした。

そんな週末通いが、1年程続いたでしょう。

あるのんびりした日曜日の事です。

大阪の中心、中之島公園の近くを車で走っていました。

PM:1時は過ぎています。

暖かな初春の頃です。

聴きなれた、大好きな音が聴こえて来ました。

僕は彼女に尋ねます。

「 あれ??あれNor House ちゃう? 」

「 うん。間違いない。」


行動中止。急遽LIVEに参戦です。

彼らが野外LIVEを演っていたのです。

比較的大きなステージで4人がプレイしていました。

僕らは芝生に座り、観ていました。

中盤に差し掛かっていた時です。

ター子さんが、静かにバラードを歌い始めました。

曲名が判りません。どうもスミマセン。

歌い出しは柔らかです。徐々に浮遊し始めました。

そしてサビに来た時です。

何と言う歌声!!! 大空の果てにまで届きます。

普段冷静な、ギターの人も驚いて彼女を見つめていました。

彼女に何かが舞い降りたような歌声です。


ひとつの奇跡を観たようでした。

今でもあの光景が眼に浮かびます。

「 This is USA 」

は、3年程で閉鎖してしいました。

ただバンドのホーム・ページは存続しています。

そこにCD発売の告知が出ています。

阪神大震災の直後の事でした。

僕は殆ど壊滅した彼らの事務所へ向いました。

西宮市場。もうグシャグシャです。

何とかして事務所を見つけました。

「 こんばんは~CDが欲しいのですが・・・」

「 は~い。」

ター子さんでした。

「 CDでたんですね~」

「 はい。わざわざ買いに来てくれたんですか?」

「 一駅です。すぐに来れました。」

彼女が、暖かい紅茶を入れてくれます。

「 これからバンドはどうされるんですか?」

「 ええ。みんなで相談して、アメリカに行く事になりました。」

「 そうですか・・・・暫くお会い出来ないですね・・・」


「 また帰ってきたら会えますよ~~」

とても仄かで嬉しい。おそらくそうはならないだろう・・・・・

ター子さん、マネージャーそれに僕の3人で話し込みました。

1時間程いたでしょう。そろそろ帰らなければなりません。

「 アメリカ。頑張って下さい。いつまでも待っています。」

「 ありがとう。Yさん」

「 では、また・・・」

それが最後の会話になりました。

 「 Nor House 」


もし憶えている方がいらっしゃればとても嬉しいです。

しかし多くは無く、もうお忘れの人もいるでしょう。

ただそんな素晴らしいバンドがここ大阪にいた。

それだけを伝えたかった。

お付き合い頂きありがとうございました。

残念ながら彼らの映像がございません。

彼らの盟友。Sigeo Roll Over をUPします。

是非、ご覧下さい。

宜しく御願い申し上げます。

                          by Yasuki

                     ( 敬称略、御許し下さい。)
http://www.youtube.com/watch?v=HaIB-WG48Qs&feature=player_detailpage

この記事へのコメント

Nomao
2014年07月20日 16:03
古い記事へのコメントですいません。阿佐ヶ谷のYellow Visionでノアハウスのことが分かると思います。
阿佐ヶ谷人
2015年06月12日 13:13
最近のNOR HOUSEは女性のボーカルではなく、ギターボーカルとドラム、ベースの3人で活動中です。
拝島や阿佐ヶ谷で月1ライブを、また毎月第3水曜日にはギタリストのマコさんがホストのジャムセッションが行われています。
和製ジョニーウィンターは健在ですよ~。
Nomao
2019年04月18日 16:37
昨日、マコちゃんセッションに参加しました!ターコさんの話しを聞きました。

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